実りの秋(玄米と白米)

北海道にも実りの秋がやってきました。
黄金色の稲穂が目に鮮やかに映る季節となりました。
本州よりかなり遅くなりますが北海道ではまもなく稲刈りが最盛期を迎えます。

稲穂
↑【石狩市内の稲穂】

今年は豊作です。
美味しい米が収穫できそうです。




そして新米が流通する時期となります。


ところで皆さんお米はどのような形態で購入されているでしょうか。


田んぼで収穫された稲穂がお米になる迄の過程を簡単に説明します。

稲穂(田んぼ)

稲刈り
(大型コンバイン)
昔ははさがけ(はでかけ)により自然乾燥させてその後脱穀していました

籾米

(乾燥)

籾摺り

玄米

(精米は大きく二通りに分かれます)
↓          ↓
↓          ↓
    普通白米     除糠精米(無洗米)
  (粉状の糠あり)  (米粒表面の糠を除去)


多くの皆さんはお近くのスーパーお米コーナーやお米屋さんに数多く陳列されている銘柄の中からお好みの白米を購入されるかと思います。

販売されている重量の多くは10kg5kg入りかと思います。



幼い頃農家で生まれ育った私は当然お米を買った事がありません。
自分の家で収穫されたお米を食べていたのです。

私が幼少の頃稲刈りは手作業で、農家にとっては田植えと並び大変な重労働でした。
しかも刈り取った稲を北海道では「はさがけ」といわれる手法で乾燥(天日干し)させます。
はさがけ(はでかけ)」についてはこちらの記事をご参照下さい。

はさがけされその後脱穀をすると稲わらが残ります。
昔はこの稲わらを使用して米俵を編んでいました。
また、籾摺り後残った籾殻粉炭を混ぜ暖房用の燃料として利用していました。


しかしその後刈り取りにコンバイン等の機械化が進み、刈り取りと同時に脱穀(稲穂から籾米を抜き取る)が行われ、その籾米は専用の大型乾燥機(サイロ)で所定の水分量(14.5%~15.0%程度)になるまで乾燥します。

しかし多くの農家では自家米もしくは特別な用途用にはさがけによる自然乾燥の籾米を作っています。

もちろん手間暇がかかりますがこちらの米の方が大変美味しく仕上がります。

そして農家の方はお米を玄米で貯蔵しています。

それは精米した白米で貯蔵するより、品質劣化を極力少なくする事ができるからです。



玄米の貯蔵は温度5度湿度73~74%が最良とされています。

一般的な家庭用冷蔵庫では温度5度を維持する事はできますが、湿度調節が可能な物は少ないかと思います。
ちなみに一般的な家庭用冷蔵庫内の湿度は20~30%程度です。

すなわち米にとっては低湿度となり米の水分が蒸発し乾燥が進んでしまい食味が失われます。



そんな観点から私が生まれ育った米処である空知地方において雪中米と言われる保存法が注目されています。

雪を利用した保存は最近米にとどまらず野菜花木の貯蔵保存にも利用されています。

今年7月に開催された北海道洞爺湖サミットでこの手法を用いて季節外れのを咲かせた事は有名です。



実際多くの方がお米を炊いて食べる際はその食感の良さから白米(10分搗き)を選ばれているかと思います。


しかし皆さんご承知のように玄米から白米となる過程で米の栄養分を多く含む胚芽が削り取られてしまいます。


そこで栄養素的に玄米を精米過程で完全に白米化せず胚芽を残した7分搗きが健康のためには良いとされています。



さて今回何故この記事を書いたかと言うと、先日ある方から玄米を頂戴しました。

この度は大変ありがとうございました。



美味しいご飯は正しく貯蔵されていた玄米精米して食べるのが一番です。





そこで!! 





精米できる場所を探します。
案外札幌市内にはお米屋さんを除き、本州では多く見られるコイン精米機の設置が少ないのです。

でもここは有名です。

入口
↑【コイン精米機「札米」】

コイン精米機が設置されている札米(さつべい)さんです。





精米機左側
↑【コイン精米機「札米」】

入口を入るとコイン精米機が設置されています。

こちらは制御パネル部分です。






精米度合
↑【コイン精米機「札米」】

精米度合いを5分、7分、白米から選択できます。






精米料金
↑【コイン精米機「札米」】

精米料金は5kg200円です。






投入口
↑【コイン精米機「札米」】

こちらに持参した玄米を投入します。






米投入
↑【コイン精米機「札米」】

実際に玄米を入れてみます。





米取り出し
↑【コイン精米機「札米」】

精米された白米はこちらから出てきます。







■コイン精米状況(動画)







お米袋価格
↑【コイン精米機「札米」】

精米後のお米は専用の紙製の袋に保存した方がよろしいかと思います。
お隣の店舗で販売しています。






さて早速ここで精米したお米を自宅へ帰り炊いてみました。

「それはそれは大変美味しゅうございました!!」




皆さんも是非玄米から精米した米を食べてみませんか。


玄米はお近くのお米屋さんを訪ねるとお好み銘柄の玄米をその場でお好きな度合で精米してくれます。


※お近くにコイン精米機のない方は、戦後を思い出していただき、一升瓶に玄米を入れ、搗き棒にてお好みの精米度合いでお召し上がり下さい。(笑)





「札米」の住所は
札幌市東区北9条東1丁目
コイン精米機営業時間は24時間営業(年中無休)
※駐車場あり













それでは。

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この記事へのコメント

  • もぐら

    非常に詳細な手順書が出来上がっていますね。もみの水分量まで書いてありました。(笑)

    ほんと、最近は機械の進歩により、稲刈りから精米までが非常に楽になったのは確かです。でも子供たちに以前の米作りを教えられる機会が減ったので、悲しいところでもあります。

    私の家では精米機もあるので自宅で行いますが、以前は精米をするにも発動機と精米機をベルトでつなげて行っていました。
    2008年09月19日 07:32
  • 温泉マン

    ●もぐらさん
    その節は大変ありがとうござました。

    久し振りに昔の事を思い出し「米」について書いてみました。
    私が生まれた頃はまだ「馬」を使用していたので、農家の苦労は大変なものでした。

    もぐらさんご指摘の通り、今も子供さん達がその時代の米作りを直接知る機会がなくなってしまいましたね。

    「発動機」という名前を聞き、とても懐かしく思いました。
    2008年09月19日 11:04
  • さっぽろ大好き♪

    いや~! 札幌にも精米機がありましか。 札幌に住んでいた時は、精米機を見たことがなかったのですが、今住んでいる関東は精米機が何百メートルおきと言っていいほどあるのでびっくり! 玄米を直接農家から買って精米して食べています。精米は美味!! ちなみに精米料は10K100円です。ヤス~イね!
    2008年09月28日 14:12
  • 温泉マン

    ●さっぽろ大好き♪さん
    当ブログへのご訪問並びにコメントありがとうございます。
    以前札幌にお住まいだったのですね。
    札幌市内は精米機の設置がかなり少ないようです。
    少し郊外へ出ると農機具メーカーの支店や営業所に併設されている例を多く見ることができます。
    その点本州は多いですね。
    精米料金もこちらは設置台数が少ない分少々お高いようです。

    これからもお時間がございましたらまたお訪ね下さい。
    今後ともよろしくお願いします。
    2008年09月28日 20:41

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