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zoom RSS 地域まちづくりと鉄道 その1 「伊豆急行編」

<<   作成日時 : 2017/06/02 22:47   >>

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昨年11月18日、JR北海道は

「当社単独では維持することが困難な線区について」

を発表しました。

発表内容の詳細はコチラをご参照願います。
 ↓↓↓
http://www.jrhokkaido.co.jp/pdf/161215-4.pdf
http://www.jrhokkaido.co.jp/pdf/161215-5.pdf

この発表以来、当該路線沿線自治体では色々な動きが活発となりました。

各自治体では沿線市町村と鉄路存続に向けた協議会などを設置し今後の動きに対応する所も多くなっています。



道路網の整備が進み一家に数台の自家用車を保有する事が珍しくない北海道において、マイカーは生活の足として定着し、好きな時に好きな場所に自宅前から出かける事ができるのは大変便利なことです。


したがって自動車免許を保有できない高齢者や通学に公共交通機関に頼らざるを得ない高校生などにおいて定期券運賃が低い金額で抑えられている鉄道は通学生にとって大変貴重な交通機関なのです。


とは言え地域の産業構造変化(北海道では特に炭鉱閉山や林業の衰退)と少子高齢化が急速に進み、鉄道利用者は激減し、民間となったJR北海道の経営を圧迫している事実も黙認できません。



鉄路を存続させるには多くの費用が継続的に発生します。

しかし現状のまま継続するのであれば「穴の空いたバケツに水を注ぐようなもの」との声が聴かれます。

全国にはJR、私鉄、三セクを含め利用客増大のため多種多様なアイデアや企画を進めている鉄道会社があります。

国鉄分割民営化から30年の今年、今こそもう一度日本の鉄道のあり方を再検討する時期かと思います。



私も全国の鉄道会社における先進事例を見てみたく、私が所属する鉄道に関する研究会メンバー3名で先日伊豆半島にある伊豆急を訪ねてみました。
http://www.izukyu.co.jp/


「伊豆急行線」は伊東駅〜伊豆急下田駅、45.7kmを結ぶ私鉄です。


伊東駅まではJR東日本の路線ですが、列車の多くが相互乗り入れしているため、首都圏からの特急や熱海駅からの普通列車も伊東駅で乗換なしに伊豆急下田まで行くことができるので大変便利です。


沿線は温泉地帯が多く、温暖で桜、あじさい、花菖蒲、シャボテンなどでも有名です。
http://hanapress.itospa.com/calendar/


実は我が家で過去に伊豆を5度ほど訪ねているのですが電車に乗ってやって来るのは今回が初めてです。


そして海に面した地域ですので新鮮な海の幸も楽しめる日本を代表するグルメスポットです。


また、2020年東京オリンピック・パラリンピックにおける自転車競技が伊豆市の「伊豆ベロドローム」で開催されます。
https://tokyo2020.jp/jp/games/venue/izu-velodrome/


さて、今回の旅のスタート駅は「東京駅」です。

先ずは東京駅から熱海駅へと移動します。

速さを優先するのであれば新幹線利用となりますが、ここは鉄道に関する研究会メンバーですので、お得なきっぷ「南伊豆フリー乗車券」を活用したいと思います。
https://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2216


東京−伊豆急下田の片道運賃は3,890円で往復すると7,780円となりますが「南伊豆フリー乗車券」は6,160円でフリーエリア内では伊豆急内の普通列車と東海バスが乗り降り自由になります。

ただし、この券は利用日の前日までに購入することが必要です。

今回この券を利用して東京駅から快速アクティーに乗車し優雅にグリーン車で行きます。

グリーン券は駅の券売機でSuicaを利用した事前購入がお得です。

この日、電車は空いていてグリーン車2階席でくつろぎます。

快速列車とはいえ、グリーン車には車内販売があり缶ビールも売っていますので、もちろん購入です。


熱海までの1時間38分はあっという間に過ぎ到着しました。

ここで伊豆急行線直通の列車に乗り換えますが、ここから乗る列車は各駅停車ですが普通の列車ではありません。


「リゾート21」と名付けられた素敵な車体です。
http://www.izukyu.co.jp/dennsya/r21/index.html

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今回は「キンメ列車」に乗車します。

「キンメ」とは伊豆地方で獲れる有名なお魚「金目鯛」のことで、これが車体や車内のあちらこちらのデザインされています。
http://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%80%E3%82%A4


実はこの列車に乗車するために一般の普通乗車券以外の特別な券は不要です。
全席自由席で先着順で着席できます。

大人はもちろん、子供なら乗ってみたいと思うに違いありません。


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座席は海の眺望を楽しんでいただける配置になっています。

また、各車両は沿線自治体の観光PR用になっています。

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キンメ列車は7両編成で各号車のPR自治体は以下の通りです。

1号車:南伊豆町
2号車:下田市
3号車:キンメダイ博物館
4号車:河津町
5号車:東伊豆町
6号車:伊東市
7号車:熱海市

このPRスペースの利用料は無料で伊豆急として広告収入はありません。
つまり沿線自治体PRのため無償で提供しています。

これにより鉄道と沿線自体の連携やコミュニケーションが発生し、自治体間では自身の町PRため切磋琢磨しています。

JR北海道でも都市圏の車内広告は有料としてもローカル線でこうした沿線自治体の無償観光PRを実施するのもアリではと思います。



1号車と7号車は客席が傾斜上に配置された展望車になっています。

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この列車でそのまま伊豆急下田まで行けますが、今回伊豆高原駅で途中下車します。

それはここ伊豆高原駅には伊豆急行の本社があり企画部長様とお会いして乗客増に関して色々取り組んでおられる事についてお話しを聞かせていただきます。

私が所属する鉄道関連研究会代表が伊豆急の企画部長様と親交があり、今回このような場を設けていただけることとなりました。

駅出口でお迎えいただき代表と談笑です。

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ちょうどお昼時ですので駅中で打合せを兼ね昼食をとることとなりました。

伊豆と言えば「金目鯛」ですのでこちらのお店で「石焼きトロ金目鯛」をいただきます。
1600円です。

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石焼きトロ金目鯛にご満悦の研究会代表です

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企画部長様から「金目鯛」の事を含め沿線活性化策に対する企画アイデアについてお聞きしました。

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レストランの壁にオススメのドリンクポスターが貼ってあったので注文しました。

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ちょっとした情報発信やメニューの工夫が消費を増大させると思います。


企画部長様、この度は大変ありがとうございました。

伊豆高原駅から再び電車に乗り伊豆急下田駅へ向かいます。

伊豆急では先月、サイクルトレインの実証をしており今月から本格運用が始まりました。
http://www.izukyu.co.jp/kanko/cycletrain/index.html

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前出の企画部長様のお話では、伊豆急沿線は山坂が多いので、元来自転車利用が少ない地域のためサイクルトレインの利用度は少ないかもしれませんが、伊豆市で東京オリンピック・パラリンピックの自転車競技が行われる事もあり、観光資源の一つとしてサイクルスポーツのメッカとして世界に発信する事も重要ではとのことでした。


電車は伊豆急下田に到着しました。


駅前のバス乗り場で予定していなかった学びをいただきました。


サイクルトレインならぬ「サイクルラックバス」に出会いました。
https://www.tokaibus.jp/page.jsp?id=8477

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本来、このサイクルラックバスはここ伊豆急下田に乗り入れしていないのですが運用上の都合でこの日伊豆急下田駅にやって来たとのことです。


このあたりの事について、今回同行した私が所属する鉄道関連研究会メンバーがお話しをお聞きしました。

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今回の伊豆急訪問で多くの事を学ぶ事ができました。

ということで今回の訪問目的を無事終え駅前の足湯で疲れを癒させていただきます。

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帰りは伊豆急下田から横浜まで「スーパービュー踊り子号」に乗車します。

今回視察の目的に色々な電車に乗車しその利用状況を把握する事もあります。

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乗車が横浜までの訳は、この電車は池袋行のため品川、東京へは行かないため横浜までの乗車となりました。


研究会の代表ともう一人はこの日羽田から札幌へ戻るため、横浜から京急で羽田空港へと向かいます。


私は品川でもう1泊するので横浜から東海道線に乗り換え品川に向かいます。


いずれにしても充実した一日でした。


「私鉄(民間)」とは、こうして利用客のため日々大変努力をされていることを痛感しました。





同行いただきました研究会のお二人、そして伊豆急行企画部長様、本当にお世話になり誠にありがとうございました。




次回、その2では地元住民との連携で廃止寸前の鉄路を元気にした「いすみ鉄道」訪問記をお伝えする予定です。
http://www.isumirail.co.jp/



※JR北海道は取材で

「当社は民間企業ですので・・・・」

という表現をされます。

でも赤字だからと言って駅構内のKIOSKや車内販売を中止することは利用客増進策と正反対ではと感じます。

この記事を書きながらJR北海道に関するNHKの番組を見ています。
JR北海道島田社長が「あれもこれも」から「あれかこれか」の選択と発言していました。

だったら全てをJR北海道グループ関連企業で抱えるのではなく利用客サービスのため、JR北海道として担当する業務も「あれもこれも」やるのではなく「あれかこれか」を選択いただき、それ以外はそれぞれの分野を得意とする外部民間企業に委託することも極めて重要であると痛感しています。




今回の視察で学び感じたことと、JR北海道の存続問題については本シリーズ最後で総括させていただこうと思っていますのでどうぞよろしくお願いいたします。

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