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zoom RSS 温泉と私 #12 「湯けむりの旅北海道 11/76」  昆布温泉 

<<   作成日時 : 2018/08/07 08:58   >>

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シリーズでお伝えしている、温泉研究家、松田忠徳氏が1987年に新聞連載記事を単行本にした「湯けむりの旅北海道(76湯)」備忘録11湯目は「昆布温泉」訪問記です。


さて、「昆布温泉」と聞き皆さんはどちらの温泉施設を思い浮かべられるでしょうか。

きっと明治32年(1899)開湯で今年119年の歴史を誇る「鯉川温泉旅館」を思い出されるのではないでしょうか?

しかし、残念ながら今年3月1日より休業となり入浴できなくなりました。
https://koikawa-onsen.jimdo.com/


ところで「昆布温泉」とはどの温泉施設を指しているのでしょうか?

ニセコ町史、蘭越町史などを参照すると「昆布温泉郷」として下記温泉施設が記録されています。

・紅葉谷温泉旅館
・ニセコグランドホテル
・温泉ホテル文島
・ビラージュ・ニセコ(別荘)
・ニセコペンション
・鯉川温泉旅館
・富士観光ホテル
・青山温泉不老閣



明治期、昆布温泉はかつて「ニセコアンベツ温泉」と呼ばれていました。

1904年(M37)、鉄道の開通と合わせるかのように青山温泉が開業します。

この温泉において1919年(T8)から1952年(S26)まで北大スキー部合宿が続けられていたこと、そして1928年(S3)に秩父宮様がニセコアンヌプリとチセヌプリでスキーを行うため宿泊されたことはニセコ山系が温泉とスキーのメッカとなるうえで重要な歴史的出来事でした。

大正から昭和にかけてのスキー場は、学生たちにより昆布温泉(青山温泉<廃業>、宮川温泉<現在の鯉川温泉>)を拠点に開発されたと言っても過言ではありません。

また、秩父宮様をお迎えする青山温泉と周辺の山々の様子を伝えた小樽新聞は、この地を「極東のサンモリッツ」と讃え、後に「東洋のサンモリッツ」も名でニセコが知られていくきっかけをつくったのです。


明治、大正期は宮川温泉と青山温泉の二軒のみでしたが1932(S7)に紅葉谷温泉が開業し、しばらく三旅館の時代が続きます。


青山温泉は鯉川よりも少し蘭越側にあった温泉ですが、廃業したため現在はありませんが、青山温泉を切り盛りした「佐伯はる」氏の領徳碑がわずかに青山温泉跡に残るのみとなっています。



昭和5年(1930)、小樽市の小樽新聞社が北海道三霊泉、五名湯を選ぶ人気投票を行い、その時に昆布町の有志と鯉川・青山・紅葉谷の温泉旅館が協議し「昆布温泉」と決めたとあります。

鯉川は良く知っている方が多いと思いますが、青山、紅葉谷をお聞きになられたことがない方も多いかと思います。


湯けむりの旅北海道で紹介されているのは「紅葉谷温泉旅館」です。

画像

※湯めぐりの旅北海道より引用


この写真も現代技術を使ってカラー化してみると・・

画像





残念ながら現在この旅館は存在しませんが、経営者や施設が変わり現存しています。

現在その地で営業しているのは「鶴雅別荘杢の抄」です。
https://www.mokunosho.com/


杢の抄の前は「ホテルあしりニセコ」でした。


施設も経営者も変わりましたが、温泉は同じ場所で営業を継続しています。


ちなみに、青山温泉の写真がニセコ町史に残っています。

画像

※ニセコ町史より



紅葉谷温泉は、今は廃業となった富士観光ホテル脇の道を下った所(現在の杢の抄)にありました。

我が家ではこの富士観光ホテル立ち寄り後紅葉谷温泉を訪ねていたように記憶しています。

画像



こうして考えてみると、昆布温泉郷も多くの湯が休廃業となっている事がわかります。

ニセコ町史、蘭越町史を紐解いていると往事の温泉、できれば青山温泉に入ってみたかったです。

何度も書かせていただいていますが

「気になる温泉があれば、入れる時に入っておく!」

これが鉄則ですね。




■「昆布温泉(紅葉谷旅館、現在はの杢の抄として営業)」はこちらです。

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