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zoom RSS 地域まちづくりと鉄道 その3 「いすみ鉄道、後編」

<<   作成日時 : 2017/06/05 13:34   >>

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いすみ鉄道は高校生の通学の足として貴重な存在となっています。
http://www.isumirail.co.jp/
そして移動の為の列車から「乗る事が目的の列車」として首都圏をはじめ全国にそのファンがいる鉄道会社でもあります。
今日の人気は2009年6月28日、公募社長として就任した鳥塚亮さんの功績が非常に大きいかと思います。
地域住民一体となったローカル線を元気にするアイデアや活動は乗客減少で悩む全国の鉄道路線から注目を集めているところです。


本シリーズその1でもお伝えしましたが、JR北海道は昨年11月18日「当社単独では維持することが困難な線区について」を発表しました。

発表内容の詳細はコチラをご参照願います。
 ↓↓↓
http://www.jrhokkaido.co.jp/pdf/161215-4.pdf
http://www.jrhokkaido.co.jp/pdf/161215-5.pdf


それに伴い沿線自治体では鉄路存続や今後の地域交通手段のあり方について検討を始めることとなりました。



私は高校時代汽車通で函館本線「妹背牛〜滝川」を利用していました。

今回函館本線のこの区間は「当社単独では維持することが困難な線区」ではありませんが、当時赤平、芦別方面の生徒が利用していた根室本線(滝川〜新得)が含まれています。

その沿線4市2町(滝川市、赤平市、芦別市、富良野市、南富良野町、新得町)で「根室本線対策協議会(会長:富良野市長能登芳昭氏)」が結成され、今後の存続に関した情報交換を行っています。


ある時、滝川市関係者(高校時代の同級生)から、今後どのような活動を行って行けば良いか相談を受けた事がありました。

それは私が所属する鉄道に関する研究会がかつて北海道で活躍した電車車両や駅舎保存、利用客増に関するツアー企画に協力していたからです。


そして、一度外部からその方面の専門家を招き講演会開催したいとの動きになり、昨年11月14日(月)午後、富良野文化ホールにて「鉄道フォーラムin富良野」が開催されました。


基調講演講師は、いすみ鉄道株式会社代表取締役社長、鳥塚亮さんです。

テーマは「根室本線を元気にする方法」です。

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基調講演後、「根室本線の未来を創造する 〜できることからはじめませんか〜」と題しパネルディスカッションを実施いたしました。

月曜日開催にも関わらず会場は200名を超える来場者で一杯です。

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その後、関係者で夕食会が開催され、根室本線の今後について鳥塚社長より具体的なアドバイスをいただきました。

その席で、根室本線対策協議会首長さんから

「来年度にでも実際にいすみ鉄道を訪問し、乗車体験とともに活性化の具体的手法を視察にさせていただければと考えています。どうぞよろしくお願いいたします」

との話しが出ました。

その時の事について、いすみ鉄道社長ブログで鳥塚社長が書かれていらっしゃいます。
http://isumi.rail.shop-pro.jp/?eid=2679



こうした発言には社交辞令としてのリップサービスも多いなか、根室本線対策協議会は違っていました。

半年後の先日5/30(火)、協議会の皆さんが実際にいすみ鉄道視察のため上総中野駅から乗車し国吉駅を訪ねました。(その後、国吉−大原間も乗車)


残念ながら私はこの日北海道で仕事のため同席できませんでしたので、その模様はいすみ鉄道社長ブログと地元紙に紹介されましたのでこちらでご確認願います。
http://isumi.rail.shop-pro.jp/?eid=2884

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※この視察には北海道の新聞社とテレビ局も同行取材しています。


鳥塚社長は、いすみ鉄道の活性化成功例を惜しげもなく教えを乞う方々に情報提供されています。

今回の視察受入もそうした鳥塚社長の温かな心を感じずにはいられません。

本当にありがとうございました。




鳥塚社長の講演で

「いすみ鉄道にお越しいただくのに、列車でなくてもOKです。その代わりと言っては何ですが、駅売店でお買い物をしていただいたり、沿線でお食事などでお金を使っていただければとても嬉しいです」

とお話しになられます。

お話しの中で

「乗車運賃は大原駅から上総中野駅まで乗っていただいて大人720円ですが、お土産を沢山買っていただくとコインからお札の商売になるのです」ww

まさにその通りですね!!


今回根室本線対策協議会の視察は英断ですが、問題はこれから具体的にどんな行動ができるかにかかっています。

鳥塚社長はじめ、いすみ鉄道応援団が全面的に応援いただけるようですので心強い限りです。



視察団訪問の5/30、私は北海道で仕事があったため6/1にいすみ鉄道を訪れました。

鳥塚社長の持論にあるとおり、今回は品川から高速バスで大多喜駅まで移動します。

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高速バス利用で東京湾を横断し短時間(1時間20分)で大多喜駅に到着できます。

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高速バスは大多喜駅前が終点です。


大多喜駅に到着すると丁度鳥塚社長が駅前に現れお出迎えいただきました。

いすみ鉄道本社で歓談させていただき、私は50分後の列車で国吉駅に向います。

その前に大多喜駅前で記念撮影です。

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ここ大多喜駅から国吉駅までは330円、そして国吉駅から大原駅まで330円で合計660円ですが、もちろん乗車券は「一日乗車券1,000円」を購入です。

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それでは大原行列車で国吉駅へ向かいます。

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鳥塚社長のお見送りをいただきました。ありがとうございます。

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大多喜駅では鳥塚社長と列車乗車時間直前まで歓談していましたので、お土産は国吉駅でがっちり買わせて頂くことにします(笑)

乗車12分で国吉駅に到着です。

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国吉駅で列車交換が行われます。

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現在の時刻は11:20、次の大原行きは13:01ですので、1時間41分の時間があります。

この時間を利用し昼食を兼ね国吉駅界隈を散策させていただくには大変ピッタリの時間です。

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5月まで土日限定で販売していた「たこめし」はしばし販売がお休みとなります。

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国吉駅待合室のあったグルメMAPを参考に散策に出かけます。



■「国吉駅」に置いてある周辺グルメMAPです■
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でもこのグルメMAP、情報としてはとても参考となり素晴らしいのですが、地図をかなりデフォルメされているので実際の距離感とギャップがあり少し難儀しました(^_^;)

■「国吉駅」周辺MAPです■




今回このグルメMAPから昼食場所としてチョイスさせていただいたのは「カンパーニャ」です。
https://www.restaurant-campagna.com/

国吉駅から徒歩16分程です。

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初めてやってくるお店ですが、ランチメニューが豊富です。

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お店の方にオススメをお聞きすると「いすみ産豚」ということなのでコチラを注文します。

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でもその前に暑い中歩いて来たので生ビールをいただきます。

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これも列車ならではの旅ですね(*^_^*)



国吉駅で途中下車し、次の列車までに1時間41分は昼食そして散策にちょうど良い時間となりました。


さて、国吉駅でお買い物して大原に向かいたいと思います。

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購入した商品はコチラです。

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買いたくなるものが一杯です。

思わず次から次へと購入です。これも鳥塚社長の戦略に嵌ってしまいました(笑)

それでは大原に向かうことにします。

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上総東駅停車後、やがて車内アナウンスと同時に列車が減速します。


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ちょっとしたサプライズをお楽しみいただけます。

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車窓は里山の田園風景です。

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これに似た風景は根室本線始発駅である滝川駅を出発し赤平駅に向かう途中でも見る事ができます。


やがて列車は終着駅「大原」に到着です。


乗換時間が2分しかありません。

その事を車内アナウンスでもしっかりと案内がありました。


いすみ鉄道一日乗車券を購入しましたので折り返し上総中野方面へ向かっても良いのですが、今回は大原駅からJRに乗車したいと思います。


今回、根室本線対策協議会の皆様もいすみ鉄道全線に乗車いただき、いすみ鉄道応援団の方と意見交流させていただき、今後の活動の参考になったのではと感じています。



そして、いすみ鉄道社長ブログ、6/3「旅行の歴史 4」に以下の事が書かれています。
http://isumi.rail.shop-pro.jp/?eid=2887


これは今後JR北海道の路線を含め全国のローカル線活性化に対し大変貴重なご意見です。




・・・・・・・

では、田舎の人たちがどうやったらお金をかけずに都会からの観光客を招くことができるか。

それにはまず、都会の人たちが何を求めているかということを理解しなければなりません。

今までの田舎のやり方は、「自分たちにはこれがある。」「この地域の特産品はこれだ。」ということで、自分たちにできることを一生懸命やるばかりでした。これではなかなか結果が出ないということは十分学習していると思いますが、なぜ結果が出ないかといえば、その理由はただ一つ。「都会の人がこの地域に何を求めているのか。」という観点が欠如しているからです。

つまり顧客心理を理解せず、自分たちのセールスばかりしているのです。

まずこの部分を理解すること。そうすれば観光客はやってきます。

そして、実際にやってきたら、次にやらなければならないのは、観光客のお財布の中の1万円札をどうしたらこちらのお財布の中へ移動させることができるか。つまり、お金を使っていただくことなのですが、これにはノウハウが必要です。

ビジネスですから当然ノウハウが必要で、ノウハウのない人が商売をやっても必ず失敗します。

ということはノウハウが無ければ、ノウハウを持ったプロフェッショナルに来ていただいて、教えていただくしかないのです。


これが、いわゆる「よそもの」です。



たったこの2つをきちんと継続的にできるシステムを作れば、日本の田舎は全国どこでも観光地になれる時代なんです。



自分たちは何もしない。若者の言うことは否定する。よそ者は排除する。でもお金は欲しい。だから適当にイベント開催して補助金の奪い合いで結局は食いつぶして終わり。

こういう地域には、未来はないということは確実なのです。

なぜなら観光というのは産業ですから、きちんとしたマーケティングと適切な戦略が必要だからです。



でも、今の時代は、旅行へ行きたいという動機も目的も大きく変化しましたから、今まで観光地になれなかった地域にもチャンスはたくさん落ちている。

そして、それを拾える地域か、それとも埋もれたままにする地域かは、全国が注目している時代になりました。

チャンスがある分、責任も問われるというのも、現代の田舎の観光なのだと私は考えています。

・・・・・




昨年11月、鉄道フォーラムパネルディスカッションで

「できることからはじめませんか」

は、今回の先進事例視察で関係者のお話を直にお聞きし地元で希薄だったマイレール意識に対し今後その方面のプロのお力をお借りすることが重要だと感じたとしたら一歩前進ではないかと思っています。

行政をはじめ「沿線地域住民の意識を変える」ことも「できることからはじめませんか」、一つのファクターであり行動だと思います。



次回、その4では、大原駅から外房線、内房線と乗り継ぎ、木更津までの房総半島各駅停車の旅をお伝えします。

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