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<<   作成日時 : 2009/11/23 11:18   >>

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先日、TOPページのユニークアクセス数が10万を超える事ができました。
日頃ご訪問いただいている皆様に心よりお礼申し上げます。


さて、この10万アクセス突破を機に、ブログレイアウトを一部修正させていただき、アクセスカウントを従来のTOPページのみのカウントから各記事ページにアクセスいただいた方の分もカウントさせていただくこととしました。
(※ブログ仲間であり友人のこの方からアドバイスをいただきました。ありがとうございます。)


従来記事検索等により直接記事ページに訪問いただいた場合はカウントされていませんでしたが、これにより実際の訪問者数に近い数字になるかと思っております。


今後とも当ブログを何卒よろしくお願いいたします。







本日は全く趣向を変え、歴史探訪です。
まぁ、今回の記事も広い意味では鉄道に近いジャンルかと思いますが・・・


北広島市島松に国指定史跡である「旧島松駅逓所」があります。


史跡碑



駅逓跡


駅逓は、駅舎と人馬を備えて、宿泊と運送の便をはかるため設置されたもので、開拓期の北海道で重要な役割を果たしました。
島松駅逓所は明治6年、札幌本道(現在の国道36号)の開通に伴い設置されたもので、明治17年からは市内の島松に入植し、寒地稲作の父とうたわれた中山久蔵が経営にあたっていました。
この駅逓所は、クラーク博士が帰国の途中に立ち寄り「青年よ大志をいだけ」という名言の舞台となり、また、明治14年には明治天皇本道ご巡幸の際の行在所ともなりました。 昭和59年国史跡に指定され、当時の駅逓の構造を残す建築物としては道内最古のものです。

※北広島市ホームページより




1986年島松沢バイパスが完成する迄はこの駅逓所跡前を国道36号が走っており、かなりの交通量がありましたが現在はほとんどの車はバイパスを通行するためここを通る車も少なくなっています。

国道36号入口

※ここ国道36号(島松沢バイパス)は札幌と千歳方面とを結ぶ幹線道路として絶えず多くの車が行き交います。






さて、クラーク博士は札幌農学校(現、北海道大学)に初代教頭として1876年 (明治9年) 7月に赴任しています。

滞在はわずか8ヶ月間で翌年札幌をあとにしています。



クラーク博士が帰る際、札幌農学校1期生がこの駅逓まで見送りにやって来ました。


現在、旧島松駅逓所跡近くにその碑が建っています。

クラーク碑






ここでクラーク博士が見送りに来た学生諸氏に対し発したのが

「Boys Be Ambitious!」

と言われています。


一般的には「少年よ、大志をいだけ」と訳されています。



しかし、この部分の正しい全文は「Boys, be ambitious like this old man」と言われています。




また諸説ありますが、さらにこの後にも言葉を発っしたと言われています。


北海道大学附属図書館「W.S.クラーク博士関係文献目録」の中に次の資料があります。



“Boys,be ambitious!”について

 この数年「Boys be ambitiousに続く言葉について知りたい」という問合わせが多くなった。調べてみると,高校や中学の教科書の中にも次のような言葉をのせたものがあるようである。
 “Boys,be ambitious! Be ambitious not for money or for selfish aggrandizement,not  for  that evanescent thing which men call fame. Be ambitious for the attainment of all that a man ought to be.”
この言葉がこのように広まったのは,昭和39.3..16の朝日新聞「天声人語」欄によるものと思われる。「天声人語」はその出典として稲富栄次郎著「明治初期教育思想の研究」(昭19)をあげ,さらに次のような訳文を添えている。「青年よ大志をもて。それは金銭や我欲のためにではなく,また人呼んで名声という空しいもののためであってはならない。人間として当然そなえていなければならぬあらゆることを成しとげるために大志をもて」
 ここではクラーク博士の「大志」の内容は,富や名誉を否定して内面の価値を重んじる倫理的なものとなっている。これは”Boys be ambitious in God”として,神への指向を強調した人々の解釈と通ずるものである。
 しかし,この言葉がクラーク博士のものであることを認めるには,いくつかの無理がありそうである。
まず,”Boys,be ambitious!”は帰国に際し島松まで見送った学生たちに向って馬上から最後に一声のべられたもので(第一期生大島正健博士の著書による),その時の状況からみてこれは「さようなら」に代る別れの言葉であったと思われる。この言葉でさえ多くの学生たちが聞きとったことは疑わしい程である。次にクラーク博士は決して富や名誉を卑しんでいなかったことである。例えば農学校の開校式の演説でも,学生たちに向って「相応の資産と不朽の名声と且又最高の栄誉と責任を有する地位」に到達することをよびかけている。
即ち日本が因襲的な身分社会から脱却した現在では,努力によっては国家の有為な人材となることを妨げるものは何もないことをのべ,学生たちの青年らしい野心(lofty ambition)を期待したのである。このためにとくに勤勉と節制の必要を説いているが,ここには「神の恩寵」を確信して世俗的な職業に励むピューリタンの精神がよくあらわれている。
 それでは前記の長い英文を書き加えたのが誰であったかということになると,今のところ全く不明である※。「天声人語」が引用した稲富氏の著書には典拠を欠いているが,これは恐らくは岩波の「教育学辞典」(昭11)の「クラーク」の項(海後宗臣)であると思われる。さらに海後氏は同文館の「教育大辞書」増訂改版(大正7)の「クラーク」の項(小林光助)によったものであろう。ただ小林氏は例の英文を引用するに当り,これがBBAの「意図する内容」であると書いているのに,海後氏はこの英文全体をクラーク博士自身の離別の言葉とのべている。
その後の混同のもとはこの辺にありそうである。
 終りに,BBAが札幌農学校時代にどのように伝えられたかについて簡単にふれておきたい。不思議なことであるが,現在はこのように広く知られているこの言葉も , 明治の中頃までは農学校においてさえ余り知られていなかったのではないかと思われる。例えば後にはこの言葉について講演などもした第二期生の内村鑑三でさえ,学生時代にこの言葉を知っていたかどうか不明である。即ち内村はクラーク博士死去の翌月(明治19.4.22),アメリカの新聞「The Christian Union」に「The missionary work ofWilliam S.Clark」という一文を投稿し,この中で島松の別離のことをのべているのに,BBAには触れていない。このことは必ずしも彼がこの言葉を知らなかったことを意味するものではないが,少なくともこの言葉がそれ程重きをおかれていなかったことの証左となろう。
 BBAが記録の上で最初にあらわれたのは,現在知られる限りでは,明治27予科生徒安東幾三郎一(のち日伯拓植取締役)が農学校の学芸会機関誌「恵林」に掲載した「ウイリアム・エス・クラーク」なる文章中である。その13号に安東は書いている。
「暫くにして彼悠々として再び馬に跨り,学生を顧みて叫んで日く,『小供等よ,此老人の如く大望にあれ』 Boys, be  ambitious like this old  man)と。一鞭を加へ塵埃を蹴て去りぬ」この like this oldmanは意味深重であるが,別れの言葉としては一寸芝居がかっている。それに50歳を少し過ぎたばかりのクラーク博士が自分のことを oldmanと考えていたかどうか。それはともかく語呂の点からみても,まだこの言葉は学生間に充分に定着していなかったことを物語るように思われる。
 次いで明治31年には学芸会が「札幌農学校」という本を編集しており(裳華房刊),その巻頭に「Boys,be ambitious」を掲げ,本文中に日く,「忽ち高く一鞭を掲げて,其影を失ふと云ふ 。 実に巻首載する所の Boys  be ambitiousの語は彼れが最後の遺訓にして・・・・・」この本は美文調の風格ある文章で書かれていて,好評を博し3版を重ねた。農学校の出版物にBBAがあらわれるようになったのは,この本以後のことである。いずれにしても,この言葉は長い間埋れたのち,札幌農学校が確固たる基盤を獲得し,学生たちの間に自信と誇りが培われた頃に思い起され,特別の意味を与えられるようになったようである。(秋月俊幸)
※農科大学予科英語教師のローランド師による。

(北海道大学図書館報『楡蔭』No.29より転載 )




今日はこの言葉を噛みしめつつ、今の厳しい時代に立つ向かっていかなければと、己に渇を入れています。





●「旧島松駅逓所(国指定史跡)」ホームページ
http://www.city.kitahiroshima.hokkaido.jp/hotnews/detail/00001484.html



■「クラークの碑」はこちらです。







それでは。

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dolittleの茫洋の海
2010/06/26 20:56

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