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<<   作成日時 : 2008/11/27 07:21   >>

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昨日、札幌国際大学2008年オープンカレッジに参加してきました。
2008年度の講座は「北海道の観光」をテーマに全4回開催され昨日が最後の4回目開催でした。
2時間にわたり大変有意義なお話を聴くことができました。


※講師の方の動画映像(抜粋版)を追加しました。(2008.11.28)


札幌国際大学2008年オープンカレッジの内容は下記の通りです。

平成20年度オープンカレッジ(全4回、全講座受講料無料)

     『観光にかけろ!北海道の未来』

会 場:札幌エルプラザ・大ホール(札幌駅北口前、北区北8条西3丁目)

第1回 平成20年10月28日(火)18:30〜20:30
  「北海道はアジアの高級リゾート地になれるのか」
    〜観光経営の現場から提言する〜
 講師:大西 雅之(あかん鶴雅リゾート代表・観光カリスマ)
     須賀 紀子(登別温泉「滝乃家」女将)
 コーディネーター:松田 忠徳(札幌国際大学観光学部教授)

第2回 平成20年11月6日(木)18:30〜20:30
  「温泉王国・北海道は、世界ブランドになれるのか」
    〜その魅力と将来性を語る〜
 講師:舘浦 あざらし(「北海道いい旅研究所」編集長)
     松田 忠徳(札幌国際大学観光学部教授)
 コーディネーター:中鉢 令兒(札幌国際大学観光学部教授)

第3回 平成20年11月19日(水)18:30〜20:30
  「ニセコは、観光・北海道の起爆剤になれるのか」
    〜国際的なリゾート地としての「NISEKO」を探る〜
 講師:ポール・ハガード(ニセコ「甘露の森」マーケティング・マネージャー)
     ベン・カー(ニセコ・リアルエステート社長)
     森 晃(長野県野沢温泉「旅館さかや」専務)
 コーディネーター:河本 光弘(札幌国際大学観光学部准教授)

第4回 平成20年11月26日(水)18:00〜20:00(注意:30分早い開演です)
  「観光は、北海道を自立させられるのか」
    〜その課題と可能性を考える〜
 講師:星野佳路(星野リゾート社長・観光カリスマ)
     和野内崇弘(学校法人 札幌国際大学理事長)
 コーディネーター:松田 忠徳(札幌国際大学観光学部教授)




当ブログでも書かせていただいた事がありますが、私も北海道がこれから自立するためには観光を中心とした産業が一番適してると思っています。

その観光についてその道のプロの方々を講師に招き、4回にわたり実施されたこの講座は今後の北海道観光について一つの指針を投げかけていただいたものと思います。

しかし、私は4回開催のうち、最終回しか参加していないのでその前の3回については人伝に聞いた話による感想ですのでご了承願います。


まず、今回の会場をご案内します。


会場は札幌駅北口からほど近い「札幌エルプラザ(札幌市男女共同参画センター)」3Fにあるホールです。


札幌エルプラザ全景
↑【札幌エルプラザ(札幌国際大学2008年オープンカレッジ会場)】

今回のオープンカレッジ(全4回)の会場となった札幌エルプラザです。

札幌駅北口から近いので交通至便です。






エルプラザ入口
↑【札幌エルプラザ(札幌国際大学2008年オープンカレッジ会場)】

札幌エルプラザ入口です。





本日のごあんない
↑【札幌エルプラザ(札幌国際大学2008年オープンカレッジ会場)】

入口を入ると「本日のごあんない」と書かれた会場の使用予定表がありました。





本日のごあんない・拡大
↑【札幌エルプラザ(札幌国際大学2008年オープンカレッジ会場)】

本日の講座予定が書かれています。





エレベーター前・オープンカレッジ案内
↑【札幌国際大学2008年オープンカレッジ】

エレベーター前に講座案内がありました。
会場は3Fですのでエレベーターで向かいます。






受付
↑【札幌国際大学2008年オープンカレッジ】


講座開始は18:00からですが会場へは17:30頃到着しました。

受付開始は17:45からですのでしばらくホールで待つことにします。















入場整理券
↑【札幌国際大学2008年オープンカレッジ】

今回の講座は無料ですが、原則として事前に参加申込が必要です。
事前に申し込むと「入場整理券」が送られてきました。

事前に申込みしていない方も当日受付で受講OKのようでした。






会場・講師なし
↑【札幌国際大学2008年オープンカレッジ】

開会前の会場の様子です。






参加者風景
↑【札幌国際大学2008年オープンカレッジ】

開会直前の参加者の様子です。

※プライバシー保護のため画像処理させていただきました。






司会者
↑【札幌国際大学2008年オープンカレッジ】

定刻18:00、講座が開会されました。
こちらは司会者の方です。






村山 紀昭・学長挨拶
↑【札幌国際大学2008年オープンカレッジ】

札幌国際大学学長、村山紀昭氏のご挨拶です。






講師3人
↑【札幌国際大学2008年オープンカレッジ】

講師3名の方が入場、着席されました。






講師の方を紹介します。

松田忠徳教授
↑【札幌国際大学2008年オープンカレッジ】

今回コーディネーター役である札幌国際大学観光学部教授、松田忠徳氏です。

松田忠徳氏は日本初の温泉学教授で、全国の温泉地再生指導にも当たられています。



星野佳路社長
↑【札幌国際大学2008年オープンカレッジ】

株式会社星野リゾート社長の星野佳路氏です。

観光、旅館・ホテル再生カリスマと言われ、その手腕は全国津々浦々に知られています。
現在、アルファリゾート・トマムの運営も行っています。


和野内崇弘理事長
↑【札幌国際大学2008年オープンカレッジ】

札幌国際大学理事長、和野内崇弘氏です。

30年以上前から北海道観光について研究し、その活性化に関する種々の提言を実施されています。
また観光関連の公職も多く歴任されています。



さて、講座の内容を簡単に箇条書きにしてお伝えします。
(会場でのメモを元に書いておりますますが、万が一記事内に間違い等がありましたらコメントやメールにてご指摘いただければ幸いです。)


●松田忠徳氏
画像
・北海道は現状の補助金頼りでは北海道経済は沈滞し続けるため、自立に向けた行動が必要である。
・ニセコの賑わいについて「そのうちダメになるさ・・」とやっかむ声もあるが、このような考え方では北海道観光の未来はない。継続に向け相互協力が必要である。
・ニセコ観光の経済効果は現在296億円で近隣6町村の農業生産額163億円を超えている。
・現在北海道における観光消費額は1兆3000億円あり、農業生産の1兆円、水産業3000億円を超えるものである。
(ちなみに平成20年度北海道開発予算は約6200億円です)
・観光客誘致を含め、北海道観光に国際化が必要。
・年間1700万人が海外旅行している。なぜその方達は国内旅行ではなく海外へ行くのか。その理由の中に、国内には滞在型で楽しめる観光地がないとの意見もある。
・旅行エージェント経由で予約の場合、実際の旅館・ホテル側の実収入が減り、食事内容の低下等が問題となっている所もある。
・過去の旅館・ホテル経営者は宿泊いただくお客様の方向を向いているのではなく、旅行エージェントや添乗員の方向を向いていた。これは改善しなければならない。
・観光地やイベント等に「遊び心」の要素を取り入れた方が良い。
・日本人の国内旅行における滞在日数は1991年3.1泊だったものが2004年は1.9泊と減少している。
・日本人が海外旅行で消費する金額は2003年調査で4兆2000億である。日本の石油輸入額が3兆円である事を考えるととてつもない巨額である。これを少し国内向けになるよう努力が必要。
・季節感に合った観光資源を発掘し提供する。

■松田忠徳教授のお話を一部動画でどうぞ■







●星野佳路氏
画像
・「北海道」は既に海外でブランド化されている。
・上海にあるスキー場の名前が「北海道」と付けられている。
・東南アジアの方が北海道旅行から帰って、地元の方に「どこへ行ってきたのですか?」と聞かれ、皆さん「北海道へ行って来ました」と答えています。決して「日本へ行って来ました」という方はいません。これは日本人が「ハワイ」へ行って「アメリカ行って来ました」と言わないのと同様、その地名がブランドとなっている。
・日本の地方全般に言えることであるが、北海道観光においても移動コストが高く、首都圏等の顧客を呼び込みにくい。短期滞在型の顧客は軽井沢や伊豆、箱根等へ取られている。
・地方に対しては欧米並の格安航空運賃が日本にも必要である。(海外航空機の国内トランジット等の検討が必要)
・航空路路線を検討し、海外との直通便維持に奔走するのではなく、成田、関西、中部空港や羽田空港拡張に伴い空港における乗り換え利便性を利用した道内への観光客誘致を図る。
・日本国内において北海道と沖縄は知名度及び地理的位置において優位性を持っている、だからこそサミットも誘致できた。
・トマムの従業員は道外出身者が多い。それは住み心地が良いからである。
・普段見慣れた景色を第3者の目で再評価する。地元人にとっては無味乾燥な眺望は観光客にとっては感動の景色となる事が多い。(星野社長は見慣れた浅間山の眺望を宿泊客からその魅力を知らされ気が付いたとのことです。)
・国土交通省内に本年10月1日観光庁が設置され、訪日観光客1000万人を目指しているので、その立役者として北海道が台頭するチャンスである。
・これからはインバウンドの時代である。
・食材王国北海道でありながら冷凍品多様により食の品質を低下させている。農業や水産業との連携を図り、旬な物を旬な時期に新鮮でかつ格安な物を提供できる努力が必要。(トマムでは冷凍カニの使用をしていない)
・修学旅行生は将来の「金の卵」である。若者の印象、満足度が低ければ将来のリピータ客として見込めない。修学旅行生を誘致し大切に対応する事が必要である。
・観光の国際化に関しては海外からマネジメント対応可能な優秀な人材が集まってくるような努力が必要である。
・大手旅行エージェント経由の旅行手配からネット経由にシフトしてきているため、顧客満足度が直ちに反映される時代である。迅速な改善対応できない場合は1年で廃業に追い込まれる場合もある。
・人材育成は極めて重要である。顧客満足度に占める従業員対応は大きなウェイトである。

■星野佳路氏のお話を一部動画でどうぞ■

トマムに関する情報は下記サイトへどうぞ。

★アルファリゾート・トマム
http://www.snowtomamu.jp/

★アルファリゾート・トマム トマムクチコミブログ集
※トマムを訪れたお客様の生の声や情報が集積されています。
http://kuchikomi.snowtomamu.jp/




●和野内崇弘氏
画像
・官依存型がある意味今日の北海道の自立性を喪失させている。
・観光と農業・水産業こそ北海道が自立できる道である。
・サービス業において唯一移出入産業が観光である。
・観光に従事する者にとって一番重要な要素は、常に勉強し見聞を広める事が肝要である。
・とかく産業活性化の話で居住人口の増加を唱える方がいるが、これよりは滞在人口の増加策を考える方が得策である。
・観光客が訪問地で使うお金は住民の3倍であるという調査結果がある。
・既成のすり込まれた概念でなく新たな事を考える等の発想転換が必要である。
・夢の風船を上げるのではなく、既に空中にある風船をどう掴むかを考える発想が必要である。
・北海道は平成2年「観光立県宣言」を行っているがその後行政として具体策を打てずにいる。これは「交通安全宣言」と同様で、具体的行動が伴わなければ全く意味をなさないものである。
・北海道は周遊型の観光地として発展してきたが、これからは滞在型への移行が急務である。
・30年前から提言しているが、国際化とは欧米を意識するのではなく東南アジアが北海道観光の最大の顧客である。
・「」は東南アジアの方にとっては最高の観光資源である。
・官依存型で生きてきた北海道にとって、今後競争力をつけることが必要である。
・道州制には賛成で、道でできる国の業務は予算を含め早期に移行が望ましい。
・行政(特に道)として独立した観光部局を設置し積極的に観光産業を成長させ、北海道の自立を目指す必要がある。


■和野内崇弘理事長のお話を一部動画でどうぞ■







と、こんな感じでしょうか。

私のメモですので漏れている内容も多いかと思いますがご容赦願います。


私的にはもう少し星野社長のお話を聴きたかった感じがしました。
その点はやや消化不良気味でした。


来年もオープンカレッジが開催されるようですので、また参加させていただこうと思っています。


いずれにしても北海道観光の未来を考える人達は熱い思いを持っている方が多い事を感じました。

私もそんな熱き心を持つ一人ですが・・・(笑)





●札幌国際大学ホームページ
http://www.siu.ac.jp/


●「札幌エルプラザ(札幌市男女共同参画センター)」ホームページ
http://www.danjyo.sl-plaza.jp/


■「札幌エルプラザ」はこちらです。










それでは。

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タイトル (本文) ブログ名/日時
「建設」と「観光」
今月、「建設」と「観光」に関するフォーラム・講座に参加する機会がありました。 どちらも私にとって大変興味があるジャンルです。 私の生活の糧はあくまでも「建設」関連であり、「観光」は趣味です。 さて、お話を聴かせていただき私見を書かせていただこうと思います。 ...続きを見る
北海道人の独り言
2008/11/29 01:12

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
温泉マンさん、こんにちは♪

私のブログへのご訪問ありがとうございます。
うわー、私のよりすごく詳しく載せていらっしゃいますね。
私の場合、「面白かったです」で終わりですし・・・。
確かに、星野さんの話をもう少し聞きたかったというのはありますね。
でも、和野内先生の話は色々と考えさせられるものがありましたね。

たまにお邪魔させていただきます。
よろしくお願いしますね。
ぶたまり
2008/11/27 16:55
●ぶたまりさん
こんばんは。
ご訪問並びにコメントありがとうございます。

和野内理事長の話術に感心しきりです。流石という感じがしました。
これからも北海道観光について、このような講座があれば是非参加させていただこうと思っています。

ぶたまりさんもお時間がございましたら時々お訪ね下さいね。
これからもよろしくお願いします。
温泉マン
2008/11/27 18:19
こんばんは〜。
昨日、行ってこられたのですね〜。
羨ましい限りです。
私は、仕事が終わって帰宅したらちょうど8時でした^^;
行く準備はしていたのですが、残念でした。
一番行きたかった2回目の時だけ仕事が早く終われたのはある意味奇跡でした(笑)
こうやって内容を目にしますと、昨日の講座も生で聞きたかったと心から思います^^;
のん
URL
2008/11/27 23:23
●のんさん
こんばんは。
今回は大変有意義で楽しい講座でしたよ。
のんさんは行けなくて残念でしたね。

後で講座の一部ですが講師の方の動画を掲載予定です。

来年もこのような講座があれば是非参加したいですね。
温泉マン
2008/11/28 00:04
さすが観光資格を持つ温泉マンさんですね、ポイント(朱字)を全て押さえられてる。
世界的知名度を持ってきた「パウダースノー」の温暖化対応が気になります。5〜6年後、新幹線が延びる頃、これが顕在化した場合の手だてを星野さんにお聞きしたいですね。
あと、ネットによる口コミ情報がウエイトを占めるようになってきた現状への対応ですか。イメージだけで売れない時代、内地からの移住者が増える沖縄の強さと弱さが参考になるかもしれません。
u.yan
2008/11/28 15:28
●u.yanさん
今回、星野社長の話がやや少なく物足りなかった感があります。
ただ話の中に「自然環境を守る」という点に関しては、u.yanさんご指摘の温暖化による「パウダースノー」の消滅が危惧されているような内容がありました。高いお金を払ってでも「北海道の雪」を求めて来られる方がいる訳で、この自然財産を守らなくてはならいと提唱されていました。
もしそれができないのであればオーストラリアの人や道外の人は遠路北海道までスキーになんか来なくなると警告されていました。
現在修学旅行生は沖縄へシフトしています。
その危惧も講座の中でお話がありました。

星野社長曰く、北海道人は「飽きっぽい性格」の人が多いそうです。
思わず頷いてしまった私です。(笑)
温泉マン
2008/11/28 17:12

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